Adoさんの『うっせぇわ』流行りの理由を30代おっさんが考えてみる

その他

30代になって聞く音楽って難しいですよね

昔はバンド系がメインで「BUMP OF CHICKEN」とかをメインに聞いていた私

最近は「米津玄師」「YOASOBI」「ヨルシカ」等ボカロ系出身の人たちも

かなり表に出てきた印象です

その中でもいまはAdoさんの『うっせぇわ』が今注目されているということで、

もう30代妻子持ちのおっさんがこの曲について考えてみたいと思います

「うっせぇわ」とは?

Youtubeでの再生数は2020年10月に投稿されてから3ヶ月程度で、

7,200万回を超えています(2021年2月17日現在)

歌手のAdoさんについて

2019年12月23日に配信限定リリースされたくじらの楽曲「金木犀」に参加。

2020年3月29日に配信限定リリースされたjon-YAKITORYの楽曲「シカバネーゼ」に、ボーカリストとして参加。

同年10月15日にユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすることを発表し、同月23日にボカロPのsyudou書き下ろしの「うっせぇわ」を配信限定リリース。自身のYouTubeチャンネルで公開された同作のミュージックビデオは、同年11月14日時点で総再生回数500万再生を達成した。また翌年1月23日時点で総再生回数4000万回を達成。

引用元:Wikipedia

もともとはニコニコ動画等で歌い手として活躍されていた方です

若干18歳とは思えない、素晴らしい表現力だと思います!!

作詞・作曲のsyudouさんについて

家族の影響で音楽を聴き始め、2012年からインターネット上での活動をはじめた。

就職後も活動はそのまま続け、2018年1月に楽曲「邪魔」がヒットし、その後も多くのヒット作を発表し、2019年には、syudou初のアルバム『最悪』を発売した。その後、2020年1月、会社を辞めて音楽家に転身にした。

syudouが活動を始めた2012年の動画は削除されており、現存する最古の楽曲はYouTubeでは2013年投稿の「ふなっしーの歌」 であり、ニコニコ動画では2015年投稿の「ガラクタ通り四番地」である。現在(2020年)は作曲活動を主にしているが、2016年頃には他者の楽曲のカバーなどを行っていた時期もあった。現在はsyudou自身の楽曲をカバーしていることがある。

引用元:Wikipedia

歌詞の内容について

曲の歌詞の内容は優等生として生きてきたその平凡さの中で、

人生への物足りなさと、社会への不平不満を「うっせぇわ」等の強い言葉を使い、

訴える内容となっています

Youtubeのコメント欄が地獄と話題に?

まとめサイト等でコメント欄が地獄になっていると

多少の話題になっています

実際にコメント欄を見てみると現在(2021年2月17日現在)12万件以上のコメントがついています

普通にいい曲だと言うコメントや、一般的なコメントも多いですが、

一部確かに

  • ・歌詞に共感できて、うっせぇわと周りに言いたいと言うコメント
  • ・歌詞が痛すぎるというコメント
  • ・逆にわざと痛すぎるコメント大喜利をして煽りを楽しむコメント
  • ・歌詞を書いているのは大人なのが・・・という系のコメント
  • ・etc・・・

と確かにコメント欄は見事にお祭り状態という感じです

『うっせぇわ』という曲のよさ

Adoさんの圧倒的な歌唱力

この曲の良さはなんと言っても、若干18歳とは思えない素晴らしい歌唱力のAdoさんにあります

私は専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、

歌い方が多彩で表現力が単純にすごいです!!

しらすたさんが詳しく解説しているので貼っておきます!!

わかりやすく、のりやすいリズムと歌詞

「うっせぇわ」から始まるサビは

音程は別として、誰でも歌いやすく耳に残りやすいメロディと歌詞!!

ふと気づいたときにサビを口ずさんでいたり、

家で一人のときに叫んで歌っていても気持ちよく歌えてしまうところもこの曲の良さだと思います。

30のおっさんが『うっせぇわ』の歌詞について考えてみる

みんな自分を特別な存在だと思いたい

歌詞の内容は優等生として歩んできたが、どこか物足りなさを感じているる

また周りとの関わりに違和感を感じたり、

一般的なマナーというものへの押し付けを「自分は天才だから」と強い言葉で反発する歌詞です

Youtubeではこのことに共感して、

自分も周りとの違和感を感じていたというコメントも多く見られました

逆にそういう歌詞に厨二病的すぎると批判的なコメントも多いように思います

私はこの歌詞に思うことは、

私=特別・天才」ではなくて、

みんなどこかで「私=特別・天才な存在」であると信じたいのではないかと思います

チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」を引用

チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」のはじめは

「ちっちゃな頃から悪ガキで、15で不良と呼ばれたよ。ナイフみたいに尖っては」

から始まりますが、

一方「うっせぇわ」のAメロは

「ちっちゃな頃から優等生。気づいたらおとなになっていた。

ナイフのような思考回路。持ち合わせるわけもなく」

とギザギザハートの子守唄にかぶせた歌詞となっています

不良にも、特別な存在にもなれない自分

ギザギザハートの子守唄のように不良にもなれない自分

優等生として歩んできたが、突出した結果も出すこともできない

どっちにも行くことも出来ない中途半端な自分へのコンプレックスを、

多くの人が持っているように思います

SNSでのマウントの取り合いの時代

以前は成功者といえば、スポーツ選手や企業の社長でした。

そういう人たちを観るのは雑誌・テレビ・新聞だけで、まさに雲の上の存在だったわけです。

しかし、最近のSNSやYoutubeの普及で、

成功者と言われる人たちとの距離感が急激に近づいたように思います

そうなると何が起きるかというと、

投稿によるマウントの取り合いです。

マウントの取り合いというよりは、

SNSの投稿をみてマウントを取られているような気持ち・コンプレックスを抱く機会が増えたように思います

不良のようにはみ出すこともできず、成功者のように突出した結果も出すことが出来ない

でも、自分は特別だと思いたい。

「自分=特別」だと人に直接言うことは出来ないが

この曲に乗せて自分の中でならそのことを主張できる

そんな思いがあるんじゃないかと勝手に思ってます

というか、私はこの曲を聞いてそう思いました!!

何者にもなることが出来ない自分への応援ソングだと思いました

この曲が流行るということは、

みんな本当は自分は特別な存在になれると思っているんだと思います

ドラマの半沢直樹が流行ったときにも同じことを思いました

あんな会社員いるわけないとわかっていながら、

自分が中途半端なうだつが上がらない存在であるとわかりながら

心のどこかでは自分は半沢直樹のような特別な存在になれると思い、

上司に反発する半沢直樹に共感し応援をしていたのだと思います

何者にもなれないもやもやしている自分が、

周りに対して「うっせぇわ」ということで「自分=特別」と思いたい

ただ、実際には周りに言うことは出来なくて、この曲に共感しているのだと思います

そんな風に思ったおっさんでした。

きっとこんな駄文で、読んだ人もAdoさんにも「うっせぇわ」と言われるんだろうな

って感じで終わります

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