「『岸辺露伴は動かない』がドラマ化ってまじ・・・不安しか無い」
と思ったジョジョファンはきっと多いはず、各いう私もその一人
なぜなら、2017年に公開された『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化は、
見事に爆死と言っていい結果だったからです
本来は見てもいないのに、悪く言うのは良くないとわかりつつも
『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化だけは、どうしてもあの絵面だけで
避けてしまい・・・いつか必ずちゃんと見ます！！
でも放送は民法ではなく、NHKでの放送
これはある程度のクオリティは保証されていそうだと少し安心はしました
で、『岸辺露伴は動かない』の視聴した結果はどうだったかというと
いい意味で裏切られることになりました
個人的にはかなりの大満足です！！
『岸辺露伴は動かない』って？
原作は漫画で現在(2021年2月23日)は2巻発行されています。
金額は1冊506円(税別)
『ジョジョの奇妙な物語』の登場人物である岸辺露伴が主人公兼ナレーターを務める1話完結の短編集です
小説もあり、
こちらは『岸辺露伴は叫ばない』『岸辺露伴は戯れない』の2冊があります。
大人気『ジョジョは奇妙な冒険』のスピンオフ作品
『ジョジョの奇妙な冒険』は
1986年から週刊少年ジャンプで連載を開始し、2021年で連載35周年なります
作者は荒木飛呂彦先生
巻数は129巻(2021年2月現在)
アニメ化(第5部まで)、第4部は実写映画化もされました(すみませんが映画は未視聴・・・)
ジョースター一族と敵との戦いを描き、現在連載中は第8部
各部ごとに主人公と敵も変わります。
作品の名前だけは誰でもきっと聞いたことがあるのではないでしょうか
きっと読んだことのない人からしたら
- 絵が気持ち悪い
- ジョジョファンが信者的で少し引く
という人も多いはず。
ついでに私も読む前まではそうでした。
もちろん読んだあとは大ハマリ。アニメも全部見ています。
岸辺露伴は第4部の登場人物
『岸辺露伴は動かない』の主人公である岸辺露伴は
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家です
岸辺露伴の設定として、
『「リアリティ」こそが作品にとって大切である
自分がみたことや体験したことを書いてこそ面白い作品になる』
という信念があります
そのため、原作では蜘蛛を実際になめて味を確かめてみたりとかなり癖のあるキャラクターとなっています
主人公岸辺露伴が漫画の取材で不思議な体験をする話
1話完結で主人公である岸辺露伴が、
漫画の取材で不思議な体験をするという話の内容になっています。
原作の「リアリティ」を求めるという設定をうまく使ったスピンオフ作品となっています
簡単にいうと『世にも奇妙な物語』系のジャンルです。
アニメ化もされました
OVAとして4話分アニメ化されました！
アニメ化は『ジョジョの奇妙な冒険』のBDのおまけで1話、
『岸辺露伴は動かない』2巻の特装版のDVDで1話
BD・DVDとして2話(映画館上映もありました)
盤面だけの作品でしたが、
2021年2月18日にNetflixの独占で配信スタートしました！！
もしかしたら、配信されるのかもしれませんが、独占配信と言っているので、
しばらくはNetflixのみとなる可能性が高いです。
実写版『岸辺露伴は動かない』の内容について
岸辺露伴版『世にも奇妙な物語』
作りとしては世にも奇妙な物語的な不思議体験・ホラー系の作りになっています
岸辺露伴は主人公でありながら、どちらかというと語り部・ナレーターとしての側面が強いです
漫画の内容は「漫画家である岸辺露伴が取材の中で、体験したことを語る」
というのが基本の作りになっています
『岸辺露伴は動かない』というタイトルも、岸辺露伴は主人公というよりも、
あくまでもナレーターとしての役割が大きいことを示しているとのこと
今回実写化されたのは3つの話です
今回ドラマ化されたのは、
漫画の話から『富豪村』と『D・N・A』
小説から『くしゃがら』
合計3つの話をNHKで3日連続放送という形でドラマ化されました
NHKであることと、実写化でジョジョの知らない人にもわかりやすくするため、
アニメと漫画では設定や話の内容が多少の変更されています。
『富豪村』あらすじ
周囲から隔絶された山奥に豪邸が立ち並ぶ「富豪村」。所有者はいずれも各界で成功した大富豪ばかりで、２０代でこの村の土地を所有して成功しているという。ただし、ある条件をクリアしないと買うことが許されないらしい。真偽を確かめるべく露伴（高橋一生）は、編集者の泉京香（飯豊まりえ）と共に富豪村に赴く。そこで課されたのは奇妙な試験だった。それは「マナー」。マナーに寛容はない。「正しい」か「正しくない」か…
引用元:NHK
『くしゃがら』あらすじ
露伴（高橋一生）は同僚の漫画家・志士十五（森山未來）から奇妙な相談を受ける。担当の編集者から「くしゃがら」という言葉は使用禁止だと言われたのだ。しかしネットにもどんな辞書にも意味は載っていない。使うなと言われると使いたい。だが意味を知らないと使えない。何かにとりつかれたようになった十五を露伴がヘブンズ・ドアーで「本」にすると、そこにはうごめく何かが存在していた。
引用元:NHK
『 D・N・A』
担当編集の京香（飯豊まりえ）から付き合っている写真家の平井太郎（中村倫也）の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴（高橋一生）。写真家だった太郎は６年前に交通事故にあい、一命は取り留めたが、社会復帰できずにいた。京香に太郎を紹介され話しているところに娘を抱えた片平真依（瀧内公美）が通りかかる。すれ違い様、娘の手が太郎の袖をつかみ転倒させてしまう。露伴はその瞬間、娘に異変を感じていた。
引用元:NHK
ドラマを見た感想 高橋一生さんの岸辺露伴がすばらしい！！
アニメ視聴→原作購入→ドラマ視聴
の順番でしたが、1話だけ見て寝ようと思って見始めたら、気づいたら3話一気観してしまい、
気づいたら1時を過ぎていました(普段は11時就寝)
役者の演技と作り込みが素晴らしい
主演の高橋一生さんの演技がすばらしく、岸辺露伴を演じても全然違和感が有りません
今まで高橋一生さんのことあまり興味がありませんでしたが、
この作品で好きになりました
そして、何より岸辺露伴の服装、髪型も原作再現！！
アニメ・漫画だとこんな感じ
この原作再現が、他の漫画の実写化にありがちな無理矢理感が無く、
違和感なく作品を楽しむことが出来ます
話題性ありきの実写化や、やっつけ仕事な実写化ではなく、ドラマ制作側の原作愛を感じることができます
また他のキャラも違和感なく、原作再現されていて、
何よりも『富豪村』に登場する一究に関してはなかなかのクオリティで、
放送されたときにはTwitterでも話題になりました！！
一究のアニメ・漫画はこんな感じ
実写版はこんな感じでかなりの原作再現されています
設定やストーリーが改変されている
実写化に向けて、一部設定・ストーリーが改変されています。
具体的には
- 原作ではドラマ化された3話に登場人物の繋がりはないが、ドラマ版はメインキャラは固定されている
- 岸辺露伴の能力が『スタンド』が『能力、いただいたもの、ギフト』という説明になっている(『ジョジョの奇妙な冒険』を知らない人への配慮と思われます)
- それぞれの話の登場人物の設定やストーリーが変更されている(ネタバレになるため、詳細は記載しません)
以上です。
ストーリー改変には一部賛否両論もあるようですが、個人的にはドラマ版の方も楽しめました
3つのストーリーのチョイスも良かった
漫画・小説合わせて20話弱あるストーリーの中から、
この3話のチョイスもちょうどよかったと思います！！
『富豪村』では全体の設定の説明と、不思議系の話から気持ちが割とスカッとするストーリー
『くしゃがら』では気持ち悪さからの、ホラー的な要素あり背筋がゾワッとするラスト
『D・N・A』では感動よりなストーリー
と3話で別々なテイストなストーリーを選んだところも良いところだったと思います
『世にも奇妙な物語』が好きな人にはおすすめです
今回のドラマ化では、
一部設定が変更されていたり、ジョジョの奇妙な冒険を知らなくても楽しめるようになっています
ストーリーを愉しみたい人は
『世にも奇妙な物語』的な不思議系・オカルト系が好きな人であれば面白いです
岸辺露伴の役作りと言う意味で、ジョジョ好きも観る価値あります！！
あと、主演である高橋一生さんの演技も素晴らしいので、
高橋一生好きな人にもおすすめします！！
というわけで実写ドラマ化は個人的には大満足！！
NHKさん！！続編の作成よろしくおねがいします！！
有料ですが、amazon primeで配信されています！！
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